山小屋暮らし絵日記

山小屋での日々の泡を写真、絵、漫画で綴ります。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

陶器作り

前回は、わしの若い頃に知り合った人々の話しをしましたが、
今回は、その頃の、わし自身のことを話します。
先にも書いたように、わしは山のてっぺんの田舎家で
陶器を作っておりましたのじゃ。
陶器を作ると言っても、師にも就かず、
窯元での修業もしとりません。
陶芸家と呼ばれる何人かの方の工房や、
有名無名の窯元を訪ねもしましたが、
特に教えを受けたこともありませなんだ。
ただひたすら独学によりました。
陶工としての基礎も何も無しの、まったくの我流じゃな。
じゃによって、ただ陶器を作っておったと申しましたのじゃ。
長年、修業を積んだ陶工でもなければ、
芸術作品を目指す陶芸家でもありません。
轆轤場
ただ、山のてっぺんの田舎家で、
四苦八苦して作った小さな穴窯で
陶器を焼いて暮らし始めましたのじゃ。
山を下って、人の集まる賑やかな道ばたで、
手製の看板を立て、これも手製の木箱の台に
藍染めの古布をかぶせ、その上に陶器を並べて
売ったこともありましたな。
古道具屋と間違われることも、たびたびありました。
売れた陶器を新聞紙で包んで渡していましたので、
「早う包まんか!」と怒鳴られたこともありましたわい。
いろんな目に遭い、いろんな珍事もあり、
露天
思い起こせば数々の苦労をしましたなぁ。
そんな、カゲロウのような暮らしも若いからできたようなもので、
いまでは遠く経てきた日々が、可笑しくもあり、哀しくもあり、
ひたすら、いとしく思います。
土練り
陶器を作り始めるにあたり、
まず難儀したのが菊練りというやつで、
土に含む空気を押し出すために
粘土を練るのじゃが、これがなかなかうまくいかん。
俗に土練り何年、轆轤何年というやつじゃな。
小さな塊(ドッジボールぐらい)なら容易いが、
大きな粘土の塊となると、針金のように痩せて細い、
わしにはたいへんな作業じゃった。
わしは若い頃から針金のように痩せていて、
中年の頃でも、中年太りというのは、わしには無かった。
知り合いなんぞも、中年になり、
なにやらそれなりの貫禄がついてきておるのに、
貫禄というものは、わしには皆無じゃった。
街で信号待ちのおり、うしろから風に吹かれて、
わしだけが飛び出してしもうたこともある。
小学生でも開く自動ドアが、
わしが乗って開かん時もあった。いやっ、本当じゃよ。

・・・ん? 何の話ししておったかな?
そうじゃそうじゃ、針金の話しじゃったな。
わしは、8番線を足場丸太にシノという道具で結ぶのが、
どうも旨くでけなんだ。巻けたようでキュッと締まらん。
時には巻きすぎて切れてしまうこともあったな。
職人さんは実に手早く、しっかりと巻きなさる。
熟練というものは見ていて気持ちの良いものじゃな。
薪小屋や穴窯の掘っ建て屋根を作るのに8番線を・・・ん?
おうっ、これじゃ。陶器の話しじゃった。

え〜、これでスクロールをしてと、こうつと?
おおっ、これじゃこれじゃ。菊練りのことじゃった。
うむっ・・四苦八苦して作った窯のことや陶器作りのことなど
まだまだ沢山お話がありますがのう・・
わしゃ、ちぃ〜と疲れたで、
このあとはまた今度ということでな。
その〜なに、絵も後で、もそっと描き入れますで、
また覗いてみてくだされな。
はいはい、それではこれでな。ごめんなされや。
つづく・・・
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 緑の暮らしへ
にほんブログ村


関連記事
スポンサーサイト

コメント

私も陶芸が好きで、4年前から習っていますよ。
って言っても、1週間に1度、2時間だけなのですが・・・。
菊練りは私も苦手で、「それじゃ空気を取り込んでいるよ」と言われます。i-238
でも、粘土に触っていると、何だか癒されるんですよねi-233
よかったら今度、作品を紹介して下さい。

作った陶器は、当時の生活の糧でありましたので、ほとんどすべて売りました。わずかに残ったのは、傷の入ったのや、欠けたのばかり。そんな中で以前の記事に、ミミズクの香炉、猫の置物、福助の土人形など載せていますので、気が向いたらご覧になってください。仰る通り土に触れていると心が安らぎますね。陶器作りは、事情があり17年ほどまえに廃業しました。残念でなりません。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://orion3starm42m43.blog.fc2.com/tb.php/44-9064444d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

まとめtyaiました【陶器作り】

前回は、わしの若い頃に知り合った人々の話しをしましたが、今回は、その頃の、わし自身のことを話します。先にも書いたように、わしは山のてっぺんの田舎家で陶器を作って

 | ホーム | 

FC2Ad

プロフィール

S37orion

Author:S37orion
FC2ブログへようこそ!
30年以上前から山の中で山小屋暮らしを
しております。
山小屋も女房と二人で足かけ8年かかって
建てました。
もともとあった杉山を自力で伐採し、
中古のユンボを購入して、杉の根株を抜き取り、
いろんな種類の雑木の苗を根気よく植え、
30年たって今では素敵な雑木林になりました。
周囲は人家もなく雑木林に囲まれて、
老妻と老猫の二人と一匹のまったく静かな
毎日です。
日々、人と接することもなくボケてはならぬと、
ブログ始めました。
初めてなのでうまく行きませんが、
続けられればと思っております。
老人の繰り言など詮無いものですが、
供養だと思い覗いてみてください。

最新記事

カレンダー

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

カテゴリ

山小屋暮らし (10)
たのしい雑貨 (7)
爪かきつづれ織り所 (1)
ニャンコ (17)
漫画じじいのファッション (3)
スコッチ (2)
愛用の画材 (5)
絵画、造形作品集 (1)
虫の世界 (0)
野草と共に (0)
野鳥の四季 (0)

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

最新コメント

月別アーカイブ

最新トラックバック

FC2カウンター

フリーエリア

※本サイトに掲載されている作品・画像の無断使用及び複製改変を禁じます。 にほんブログ村 ライフスタイルブログ 緑の暮らしへ
にほんブログ村 人気ブログランキングへ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。