山小屋暮らし絵日記

山小屋での日々の泡を写真、絵、漫画で綴ります。

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思い出の牛。

牛小屋
今日は子供の頃の思い出をひとつ。
わしのじいさんは熊伍郎と言う名じゃった。
じいさんは牛を飼っておった。
熊が牛を飼っておった。
野良仕事に使うためじゃ。
名前は無かった。生き物である牛も当時では
道具のひとつでしかなったのじゃろうなぁ。
睫毛の長いやさしい目をした黒い大きな牛を、
わしは大好きじゃった。
飼い葉桶に藁や糠、米の溶き汁、
夏ならスイカの食べ残し、なども入れてやった。
ダラダラよだれをたらし、顎を左右に動かし食べよった。

柴刈りの季節には大八車いっぱいに積んだ
柴を牛は黙々と引いた。
わしは積んだ柴の上に乗せてもらい、
いちびって、はしゃいだもんじゃよ。
そんなある日、牛小屋のあたりが騒がしいので行ってみると、
見慣れぬオヤジが、じいさんと牛を見ていた。

じいさんは牛を売ると言う。
ショックじゃった。せつなかった。
その日のうちに牛は買われて行って、
わしはじいさんに売らんでくれと頼む間もなかった。
わしは陰から牛に別れを言うた。
連れて行かれるその姿を、
わしゃ最後まで、よう見んかった。
牛買い
このような経験は、当時の子供には、
多くあったんではなかろうか?
お若い方は知り無さらんだろうが、
三橋三智也という歌い手さんが、
「達者でな」という歌を歌ってなさったが、
ええ歌であったなぁ。
あれは、売られて行くのは馬じゃったが。
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まとめtyaiました【思い出の牛。】

今日は子供の頃の思い出をひとつ。わしのじいさんは熊伍郎と言う名じゃった。じいさんは牛を飼っておった。熊が牛を飼っておった。野良仕事に使うためじゃ。名前は無かった

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FC2ブログへようこそ!
30年以上前から山の中で山小屋暮らしを
しております。
山小屋も女房と二人で足かけ8年かかって
建てました。
もともとあった杉山を自力で伐採し、
中古のユンボを購入して、杉の根株を抜き取り、
いろんな種類の雑木の苗を根気よく植え、
30年たって今では素敵な雑木林になりました。
周囲は人家もなく雑木林に囲まれて、
老妻と老猫の二人と一匹のまったく静かな
毎日です。
日々、人と接することもなくボケてはならぬと、
ブログ始めました。
初めてなのでうまく行きませんが、
続けられればと思っております。
老人の繰り言など詮無いものですが、
供養だと思い覗いてみてください。

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